2016年4月5日火曜日

日本のメディアスクラムが強者に向かわず総体的に弱い者に対してばかりなのは何故?~メディアフレンジー~ - [動画ソース:上杉隆のニューズ・オプエド2016-02-12]

メディアスクラム



日本の記者クラブマスコミ筆頭に、日本のマスメディアの特徴として、相手が弱いと見ると同じ方向で一斉に向かっていく、というのがある。一方、重大なネタを掴んでいても対象が強いと分かると向かっていかず、先回り忖度してもみ消したりする。後でやってもアリバイ工作程度。マスコミに限らず、こういうのは日本社会の特質なのか?



動画ソース:上杉隆ニューズオプエド 2016-02-12 https://op-ed.jp/

 【文字起こし】

上杉隆:アメリカではメディアスクラムって言葉はいい意味なんですよ。

真山勇一:はい、うんうん。

上杉隆:何かというと、権力に対してスクラムを組むことを“メディアスクラム”弱い者に対して組むのがメディアフレンジー、フランジーというかね、そういう言い方するんですよ。
真山勇一:あ、言い方違うんですね。

上杉隆:言い方ちがうんです。
上杉隆:要するに弱いものにガーと集まってく、日本のメディアですね。
ベッキーにわーってあれはメディアスクラムじゃないですよ。
強いものに、甘利さんに行くのがメディアスクラムなんです。

真山勇一:そうですね。

上杉隆:全く別なんですけど、日本のはメディアフランジーって言って、もうとにかく、弱いものにばっかりつっこんでくじゃないですか、総体的に、だからこれはメディアスクラムって言わないんです。で、ニューヨーク、アメリカで有名な話は、メディアスクラムの教科書とも言うべきお手本と言うのが、ワシントンポストの、ウッドワードとバンスタインのスクープで、ウォーターゲート事件、

真山勇一:ウォーターゲート事件ね、うん。

上杉隆:あん時に、ウォーターゲート事件で、出して、ブラウンさんて言う社主が、大陪審に、召喚されそうになったんですね。でワシントンポストも
発行止めるぞと、言う風になった時に、まあ、一日止まったのかなあれ、止まったらどうなったかというと、それを、ニューヨークタイムズとか、LAタイムスとかが、ワシントンポストのそのまま、紙面をそのままワシントンポスト、って載っけてあげたんですよ。つまり、止められちゃったんで。

真山勇一:ね、有名だったですねあれは。

上杉隆:で、そのお返しに、ニューヨークタイムズの、えーあのエルズバーグ博士の、機密文書、その時もやっぱり、ニューヨークタイムズ、大陪審にかかりそうだったら、全メディアがニューヨークタイムズを今度、保護して、ニューヨークタイムズのクレジットで全部打つんですよ。
それがまさに、メディアスクラムで、
権力に対峙した時はきちんと、やると。
ところが日本は、真山さんおっしゃったように、そういう時は、「あいつはやられちゃってるからざまあみやがれ」と、ま、私そうですけどね。
オプエドも、いつも手を上げてるのに、総理官邸言って四年目になります。毎回全部出てるんですよ?安倍さんの。でこの前なんかフリーランスなんか僕一人ですけど、ノーボーダー含めてこうやって手を上げますよね。どうなるかというと、一回も指されないんです。で同じ人は指す。僕はアメリカやほかの国の記者会見に行ったときに、手を上げてて、何度も行っても指され名かったら、記者が、何であいつ、上杉指さないんだ、言ったり、あるいは、自分で取って、この一個質問した後に、彼に質問させろって、こういうような事をやるんです。要するに、メディア側がもう、権力側に行っちゃってるんじゃないかと。だから弱いものの時は一緒に来るんじゃないかと。そういう風にも思うんですけど、やっぱりそういう意味では、ジャーナリズムのあり方が違うんじゃなくて、180度逆だなと、そういう気もするんですよね。

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