2016年3月2日水曜日

【文字起こし】淳と隆の週刊リテラシー2016年2月20日放送回の「改めてメディアの問題点を 考える 原口氏が総務相時に行なおうとしたメディア改革とは?」特集 (出演:上杉隆、原口一博、田村淳、鈴木奈々、阿部哲子) #電波利権 #クロスオーナーシップ #電波オークション

田村淳「本日は、メディアが抱える問題点を改めて考えるべく、原口さんが総務大臣の時に取り組んだ、メディア改革案を振りかえってまいりたいと思います。」
阿部哲子「はい、まずは記者クラブ・政務三役会議のオープン化、クロスオーナーシップの禁止などについてまとめました。御覧下さい。」
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本日ゲストの原口氏は、2009年、鳩山由紀夫政権時、総務大臣として、メディア改革案を掲げた。
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~記者クラブ会見オープン化~
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政治家の記者会見は、記者クラブの主催か記者クラブと官公庁の共催である事が多く、基本的に、記者クラブしか参加できなかった。
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そこで原口氏は記者クラブ以外のメディアも自由に取材できるようオープン化。
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さらに、大臣・副大臣・政務官が政策を協議する政務三役会議のオープン化を行い、インターネット生中継などで国民に公開する事を試みた。
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そして、2009年12月、新しい情報通信環境の変化を踏まえて
「言論・表現の自由」を守り、国民の権利を保障するために、今後のICT分野における国民の権利保障等の在り方を考えるフォーラム、通称、ICTフォーラムを発足
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その中で、記者クラブ会見のオープン化・マスメディア集中排除原則の法制化案や日本版FCCなどについて、有識者をメンバーに加えて議論を行なった。
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~マスメディア集中排除原則の法制化案~
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メディアの原則として、それぞれの報道事業、テレビ・新聞・ラジオはお互い距離を置き監視しあうことで健全な報道機関を築くこととされているが、日本では、新聞社が放送業に資本参加するなどのクロスオーナシップへの規制が緩かった。
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原口氏は、新聞・放送が密接に結びついて言論を一色にしてしまえば、多様性や批判が生まれないとして、新聞社が放送局を支配する、クロスオーナシップの禁止を表明。
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~日本版FCC創設案~
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原口氏は、政府が放送局に行過ぎた介入するのを防ぐため、通信・放送行政を総務省から切り離し、新たな組織、独立行政委員会「日本版FCC」に移す構想を打ち出した。
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しかし、現在ではこれは一つとして実行されていない。
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本日は改めて原口氏にメディア改革についてお話を伺います。
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田村淳「さあ、というVTRですけども、鈴木さんいかがですか?原口さんがやってきた」
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鈴木奈々「いや、すごいことやってた、実現出来なかったことがあったじゃないですか、それを実現して欲しかったなって」
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田村淳「今、聞いてても、僕達にとっても、視聴者の方にとっても、とてもいい環境づくりをしてくれようとしてたんですが、上杉さんこれずっと一緒に戦って来てるメンバーって事なんですよね」
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上杉隆「そうですねこれ戦っ…まあこれ国民のためなんですよね。言論の自由の砦を守るって原口さんの当時の口癖で、大臣の、それでやって来たんですけど、恐らくこっから下は、地上波初じゃないかなこれ」
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田村淳「ITCフォーラムの立ち上げに」

上杉隆「FCCもそうだし、電波オークションもそうだけど、地上波で出来ないって事はどうしてかというと、」

田村淳「テレビ局が自分から言わない」

上杉隆「言わないんですよこれ。」

田村淳「ここは言っちゃって大丈夫ですか?」

上杉隆「え、もう」

原口一博「大丈夫ですか?」

上杉隆「最後でしょう今日。」

原口一博・鈴木奈々苦笑。

上杉隆「後、裏返せば、」

田村淳「変な圧力がかかるんですか?」

原口一博「大丈夫、全然大丈夫ですから。」

上杉隆「ええまあ、そんなに見てないと思うんで。」

田村淳「でもこの二つは実現されたわけですもんね。実際に記者クラブの会見オープン化されましたし、政務三役の会議をオープン化してネットで見れるようにされたわけですもんね。」
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上杉隆「これがすごいんですよ。まあ原口さんこれね、さりげなくやってますけど、政務三役会議ってね、大臣・副大臣・政務官、つまり総務省の意思決定機関、政策全体のポリシーを決める会議をオープンにしちゃったんですよ。これね、後にも先にも、古今東西、たぶん外国の記者も驚いてたんで、これたぶん世界初じゃないかなと」
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田村淳「ここまでオープンにしようと思ったのはどうしたいきさつで」

原口一博「リアルタイムでオープンにする事によって、やっぱり、抵抗勢力っていっぱいあるんです、国民の皆さんをやっぱり味方にしないといけないというのが一番、知る権利を保障して応援をして貰おう、それから、総務省ってものすごく大きな役所なんで、それを閉じた所でやったら、自分達も守れないし、役所の人達の公正性も、これリアルタイムでやったから副大臣・政務官ももう本当にこの構想と同じです。もう待ったなしの一発勝負ですから。今の無かったよなんてないわけです。だからそれは大きな副大臣・政務官や皆さんに感謝しています。」

上杉隆「んーでもこれ役所もそうだけど当時ね、記者クラブの人達からは、原口大臣、大臣頭がおかしくなったんじゃないかって、ものすごい」

田村淳「言われてたんですか?」

上杉隆「ホントに」

原口一博「そうですか?(苦笑)」

上杉隆「本人知らないだけですから。本当に言われてたんですよ。」

(笑)

田村淳「こんな事してトンでもないと。」


上杉隆「特にこれはトンデモない事だと。決定機関をオープンにしたら、国の秘密事項も決定するわけだから、そんなの海外の人間だって見れるし、国民が見たらそれがバレるじゃないか、何を考えてるんだと、」

原口一博「いや、秘密のことはそれは、やっちゃいけないことはやりませんよ。だけどこの一番目の記者クラブのオープン化ってのは僕だけじゃなくて、あのー外務大臣、岡田外務大臣とかね、亀井大臣もやってましたね、ええ」

田村淳「色んな方が記者クラブってものが、こうなんか、より多くの方に、ちゃんとした公平のある情報が行くのには弊害になってるって事ですよね。」

原口一博「弊害もあるから記者クラブの人を出したわけじゃないんですよ。他の人達、インターネットメディア・フリーのジャーナリストの方も入って頂いて、平等に情報を共有して貰おうと思ってやったわけです。」

上杉隆「つまりオープンにするって事なんです。情報を…」

田村淳「それを僕達が見てても凄く、その方が望ましいよと思うんですけど、原口さんが大臣じゃなくなったらこれすぐなくなっちゃったんですよね。」

上杉隆「これは一発でなくなってましたねえ。この下も実はね、着地寸前だったんですけど、大臣辞めた翌日に、これ廃止になったり、」

田村淳「この三つの話、お知らせの後ゆっくりできるんですよね。できますよね。じゃ、お知らせの後にこの三つの話をぜひとも聞かせて頂きたいと思います。お知らせです。」

らんらんらーん♪らんらんらーん♪らんらんらーららーらららーん♪
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(CM)

田村淳「さ、イチメンラインナップ引き続き原口さんが総務大臣の時に取り組んだメディア改革案を振り返ってまいりたいと思いますがまずは、こちら、上杉さんいわく、こっからの三つは中々テレビでは発信する事がないという、内容らしいんですが、まずは、『マスメディア集中排除原則』の法制化案、クロスオーナーシップの禁止、」
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上杉隆「そうですねクロスオーナーシップって事ですね、要するにマスメディアなどがありますよね、もそうですけど、要するに、資本?これが一つになればなるほど、言論は一つになってくんです、そうするとその先にあるのは独裁、独裁になると言論が不健全になるんで、多様性を求めましょうと言って、先進国では、同じ資本が、新聞とかテレビを持つことが禁じられているんです。それを日本でもやりましょうと言ったのが原口さん。」

田村淳「なるほど」

阿部哲子「クロスオーナーシップの弊害は、上杉さんがおっしゃったように、多様性の欠如、また情報の隠蔽、そして閉鎖性、という、大きく分けて三つの弊害が出て来ます。」
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田村淳「これ取り組んだ時に、やっぱり色んな所から圧力がかかったりしたんですか?」

原口一博「いや圧力ではなくてね、これはもう閣議決定まで出来て、法律にもしたんですよ。」

田村淳「えー。」

原口一博「法律を出して、それで参議院選挙で負けて、ねじれて、それで修正をかけられて、これだけとられちゃった」
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田村淳「あーなるほど。」

上杉隆「ちなみにここのこのフォーラムには私も参加させて頂いて、当時このやり方を、言論の砦、多様性を求めるためで、もともと、この情報ってのは、国民のものだろうと、国民のものに返そうと、いう動きだったんで私とか、孫正義さんとか、逆にメディアの方もいらっしゃいましたよね、新聞協会の会長さんとか、NHKの海老沢さんもいたし」

原口一博「結構賛成して下さる方も多かったんですけどね。ただこれは、自分達の権益がなくなると思っちゃったんですけども、本当は、今の新聞とか、放送局の資本よりも、はるかに大きな、インターネット資本、それが全部一色にしたら、もうひとたまりもないですよねと、今のうちに、規制を作って、一つ一つの言論を守っておきましょうというのがクロスオーナーシップ規制だったんです。」

田村淳「なるほど。でもこれ実現できていないのが現状…」

上杉隆「で現状でどうなってるかというと、テレビ局も困ってるわけじゃないですか。ネットとかの言論が荒れちゃって、ここでなってれば、こんなことになってなかったんですよ。でさらにはね。えこれ翌日、原口総務大臣が辞めた翌日の最初の次の片山善博さん。ていう方が、総務大臣になったんです。私も会見いきましたけど。まず最初の第一声、これを(クロスオーナーシップ)禁止することを禁止する。要するに、原口総務大臣がやって来た事は全部白紙にします。これが最初の第一声ですよ。」

田村淳「ええー」

上杉隆「それほどこれはねえ、あの、テレビ界にとっても革命的な事で、逆に、もう世界中やっているんで、本当はやったほうが良かったんですけどね。」

原口一博「やあ、まだ終わりじゃないんで。」
上杉隆「え」

原口一博「あきらめずに頑張ります。」
田村淳「なるほど」
鈴木奈々「あきらめて欲しくなーい。」田村淳「支持したいですけど」

上杉隆「しつこいですねえ。」

原口一博「しつこい?」

上杉隆「ふふふふ」

(笑)(笑)(笑)(笑)

田村淳「しつこくやって欲しいですけどね。このあたりもね」

鈴木奈々「お願いしたい。」

田村淳「この『日本版FCC』創設案。」

原口一博「そうですね。」

田村淳「通信と放送行政を総務省から切り離すという、これも僕は、これがあれば、もっとテレビは自由に表現できるんじゃないかなと思うんですが、僕が政治に興味を持ったきっかけでもあるんですここが」

原口一博「あーそうですよねー」

田村淳「この動きをしてる人がすでにいたんだったら、」
上杉隆「7年前」

田村淳「7年前ですか」

原口一博「そうですね。7年前ですね。マニフェストに書いて、やったんですけどね。まあだけど、FCCがあったら今回の高市発言みたいなものもないんですよね」

田村淳「…ですね。はい」

上杉隆「BPOの問題もないし、淳さんが総務省に取材に行く事もなかったわけです。つまりこれを原口さんが大臣時代にやっていれば、恐らくこの週刊リテラシーって番組もないんですよ。」

田村淳「なるほど。」

上杉隆「やる必要ないから。」

田村淳「ふーん。」

上杉隆「それほどこれは大きな案だったんですけど、残念でしたね原口さん。」

原口一博「そうですね。免許を出す所がやっぱり既成省庁と被ってるって、それはちょっとやっぱ矛盾なんですね。」

田村淳「ね。」

上杉隆「要するに、政治が今言えるじゃないですか。高市さんもそうでしょ?要するに放送法に基づいて、停波しますよと、ゆう事を言っ足りする事は、言っちゃいけないんです。」
田村淳「ふむ」

上杉隆「この独立した、ま、民間人とかですか?」

原口一博「そうですねーあの」

上杉隆「そういうとこの委員会のFCC…」
原口一博「独立委員会ですね。」

上杉隆「まあアメリカがこれですからね。」

田村淳「鈴木どうですか、今の聞いてこの二つ。」
田村淳「あった方がよくないですか。」
鈴木奈々「絶対あった方がいい。絶対あった方がいいですし、私達にとっても凄く、ねえ、プラスな、メリットしかないですもんね。」

田村淳「見てる人にとってもプラスしかなーい、」

鈴木奈々「そうですよ。」

田村淳「さあ、三つ目なんですけど、『電波オークション』」

鈴木奈々「なにこれ。」

田村淳「ここは僕も、あまり詳しくないんですけど。『電波オークション』てのは」

上杉隆「これは大変なんだよな。」

田村淳「大変なんですか?」

上杉隆「これ『電波オークション』って、原口さんがやろうとして、これはもう一瞬で潰されたというか、まあね、これがあったこと自体、そしてこの問題を原口総務大臣が取り組もうとしたこと自体をタブー視して、基本的にみんな触れないと、」

田村淳「えー」

田村淳「最近チラっと誰か言ったんだよな。『電波オークション』は。」

阿部哲子「この後のコーナーで、より深く『電波オークション』を」

田村淳「『電波オークション』については、この後詳しく伺って行きたいと思います。」

田村淳「さ、本日はイチメンラインナップのコーナーを拡大し、引き続き、原口さんにお話を伺ってまいりたいと思います。」

阿部哲子「まずは原口さんが中心となって進めようとした、『電波オークション』についてまとめました。御覧下さい。」

原口氏のメディア改革案のひとつである『電波オークション』
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これは、電波の周波数帯の利用権を競争入札にかけるというもの
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もともと電波、周波数は有限な資源であり、近年、電波利用の増大に伴なって電波資源が希少化
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これまで電波の割り当ては必要に応じて、先着順などで決まっていたが、電波が不足すると、先着順では間に合わなくなるため、経済資源と同じようにオークションで割り当てる『電波オークション』が検討された。
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メリットは、オークション制度は勝ち負けが「はっきりし、選定理由が明確なため、周波数割り当て手続きの透明性が向上する事
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新規参入による競争促進、さらに、オークションで得られた資金は政府の財源となるメリットもある。

例えば、2008年のアメリカで行なわれた700MHz(メガヘルツ)帯のオークションでは、入札総額、195億9200万ドルに上ったという。
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一方、オークションが高騰した場合、落札した事業者が提供したサービスを通してユーザーや金額負担が増えることを懸念する声もあった。
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世界でも多くの国が導入している電波オークション。

日本で導入は実現しなかった。

改めて、原口氏にお話を伺います。

田村淳「なるほど~世界では電波オークションって言うのが当たり前に行なわれてるのに、日本では、電波オークション、実現しなかった。これは何故なんでしょう。」

原口一博「まああの。色んな議論をして貰ったんですけど、そこに至る前に、あの政権が変わっちゃったんですよね。」

田村淳「なるほど、政権が維持できていればこの電波オークションて言うのも導入。」

原口一博「できると思いますし、今でも僕らはマニフェストに掲げてますので」

田村淳「はい。そっか、マニフェストに掲げてるんですけど、今回の選挙にここ関心を持って、有権者の方が一票投じてくれるかどうかが」

原口一博「そうですね。」

原口一博「ここは非常に大事な所ですよね。さっきアメリカの例でも、あれ、消費税で言ったらどんくらいでしょうかね、今の倍ぐらいですよね。」

上杉隆「2兆・3兆円分くらいありますね。」

原口一博「それをもう払わなくていいわけですからね。大きいですよね。財源としても。」

上杉隆「ま、簡単に言うと、電波オークションって言うのは、何かというと、電波、放送局も、あるいはラジオも、それから携帯電話も、そうですね、皆さん使ってる、それからタクシーの無線とかも色々含めて、これ帯域っていう所で波、国が管理してるんですよ、どこの国も。で、その部分を皆に免許制度などで分け与えてるのが国の事業なんですね。で日本はね、もう、歴史的に、その多くはアメリカが持ってるんです。」

田村淳「へー日本の電波をですか?」

上杉隆「要するに、アメリカの占領、3占領って言われてるんですけど、基地、あるでしょ?それと空域、横田ラプコンとかあるんですけど、空域、後、目に見えないんだけど、電波、これもアメリカ軍が持ってるんですけど、ま、一部返されたと、更にね、この原口大臣の2年後なんですけど、2011年の7月25日に、えーこれがね、地上デジタル放送ってのが始まるんですよ。」

田村淳「はいはい。」

上杉隆「でその時に、ま、技術によって、みんなで使ってた電波をぎゅっと縮めて、技術革新によって、800メガヘルツつって日本では一番高級バージョンなんですけど」

田村淳「はい」

上杉隆「アメリカと違って800。そこも空いたんで、じゃあ、有限だった電波ずっと空いたんで、みんなに分け与えましょう、ていうのを2年前に原口さんが言ったわけですよ。2009年・10年に。いっぱい空くんだから。そしたら、新規参入もあって、テレビ局12チャンネルあるでしょ?そうじゃなくて、100とか200とか色んな業種が入って、活性化しますね?と、みんなでテレビやりましょうよと、いう事を言う、そのためには、でもオークション、タダで」あげるんじゃなくて、どうせだったら、政府の税金とかに使えるね、ということで、それを売りましょうと、いうことで、要するに一般入札です。」

田村淳「はい」

上杉隆「入札。入札してお金も稼ぎながら、皆でそういう放送文化や、あるいは、言論を多様化しましょうと、言ったんですが、まずオークションやると一番困るのは誰ですかこれと。」

鈴木奈々「誰?」

田村淳「だから、オークション、ゼロからって事ですか?」

上杉隆「ええ。オークションをやって、今やってる人は取り上げることないんですよ。使っていいんですよ。要するに、何が困ったかというと、テレビ局が自分達が独占してるわけです。」

阿部哲子「はい。」

上杉隆「そうすると、他の所が入ってくると、例えば『田村淳チャンネル』とか」

田村淳「うん」

上杉隆「『原口一博ラグビーチャンネル』とか」

原口一博(笑)

田村淳「ラグビー好きなんですか(笑)」

原口一博(笑)

上杉隆「ま、入ってくると、面白かったら、自分達のつまんない民放番組見なくなるわけですよ。つまんないというか」

田村淳「ふぁあ。はい。」

上杉隆「ね、朝から夕方まで、ニュースと言って、ラーメンおいしいとか言ってね。そんなことばっかりやってる。見なくなる。みんなおんなじだから。」

田村淳「わはは(笑)」

上杉隆「そうするとどうなるかというと、自分達の視聴率が下がる、ああお金がなくなる、これを何とか阻止しなきゃいけないって、2011年に、せっかく空いたのに、どこにも出さないよってって、自分達で取っちゃった時に分けちゃったんです。NHK何波、分けた、民法分けたでしょ?」

田村淳「ああだからNHKにこうNHKなんとかって何チャンネルもあるわけですか。」

上杉隆「そう。あと、えー日テレさんもTBSさんも、まここMXもそうですけど。」


田村淳「あMXもですかへー」

上杉隆「そういう意味で、自分達の既得権益者だけで分けちゃって、国民にやんなかったんです。でそれで結局今の状況にある」

田村淳「じゃ電波オークションっていうのがもう通ってたら、法律化されて通ってたら、僕が淳テレビ作りたいんですけどつってオークションで勝ち得ればテレビ局が作れたてことなんですか?」

原口一博「作れます。」

鈴木奈々「ええ。すごいなにそれ。」

田村淳「僕の夢がテレビ局を作ることなんですよ。」

原口一博「おーいいですね。」

一同「ふふふ(笑)」

田村淳「これがあれば、入札、相当な額でしょうけどね?」

上杉隆「いやでも、人数が多いのと、帯域空いてるし、それはやっぱり多様性なんですよ。でもそれができてないのは、だって中国だって今400チャンネルくらいあるんですよね。」

鈴木奈々「わあ。すごーい。」田村淳「えー。」

原口一博「一万チャンネルみたいのもありますよね。」

上杉隆「日本だけですよ12しかこんなボタンが無いのは。」

田村淳「そっか。」

阿部哲子「電波利用料も放送局は安いですよね。携帯電話事業者に比べると。」
田村淳「ここね。」
田村淳「2013年の電波利用料、放送局が51億円(約)。携帯電話事業者は、548億円(約)。同じ電波なんですよね?」

原口一博「ええそうですね。まあ言論の基礎だから、あのー」

田村淳「安くしようかってのがあるんですか。」
原口一博「安くしとこうかってのもあるでしょうね。」
田村淳「それも大分違いますよね。」

上杉隆「でもおかしいですよね。これだって私達、携帯電話事業者って、これ事業者が払ってるんじゃなくて、この事業者が私達の、携帯電話使ってるじゃないですか、ここに200円とか300円とか払ってるでしょみんな。あの請求書見て下さい。」

田村淳「あれ乗っけられてるんですか。」

上杉隆「これみんな入ってるんです。」

田村淳「電波利用料を。」

上杉隆「だから私達も事業者なんです。ところが放送局ってあの巨大な民放キー局含めて51億円で済んでるんです。」

田村淳「はえー。」

上杉隆「そして、あれだけの儲けがあるわけです。だから、孫正義さんなんかはね、ここはあまりにもフェアじゃないから、これきちんと分配しなさいと10年間ぐらいずーっと言ってるわけですよね。当時原口さんとも言ってましたよね。」

原口一博「フェアに言ってましたかね。」田村淳「言ってましたかねって(笑)」

原口一博「いやいや(笑)誰が何言ってたかちょっと覚えてないんだけど、あのー電波オークションの前に僕らそのさっき上杉さんが言った帯域を整理する事をやったんです。簡単に言うと、僕らが政権の前までは、なんて言うかな、高速道路に自転車道があったりだとか、電波を高速道路だとすると、その中に、自転車がいきなり走ってたとか、まずそういうのを整理しなきゃいけなかった、まあでも大分整理はできたんで、後はこれですね。」

田村淳「なるほど、オークション化することで…」

原口一博「オークションですね、ええ。」

田村淳「オークション化することで、その、どういう人がどの金額を出して、落札したかってのもちゃんと分かるようになるわけですよね。」

原口一博「分かります。」

田村淳「透明性が図れる。」

原口一博「はい。」

上杉隆「だからみんなテレビやりたい人、喜ぶ、テレビを楽しくみんな見てる人はチャンネルが増えるから色んな事選べるんで、これ、喜ぶ、更には、国も、税金として、まお金ですね、オークションのお金が入ってくるから、喜ぶ、みんな嬉しいんですよ。」

田村淳「ほんとだ。」

上杉隆「なんでこれやんないか、繰り返し言うように、困ってるテレビ局が既得権益者がいるからですね。」

田村淳「ふーん。」

上杉隆「こういう事は、国のためじゃないから、あのテレビと戦うんじゃなくて、実は私と原口さん戦ってんじゃなくて、みんながいいようにやりましょう、しかもテレビ局の人に出てけなんて言ってないですよね。」
原口一博「言ってない。」

上杉隆「一緒にやりましょうってずっと言ってんですよ。」

田村淳「うん。」

上杉隆「だけど彼らからすると一緒にやりたくないって言って拒否されてると。」

田村淳「ええ~。」

上杉隆「そんだけの話なんですよ。」

田村淳「でも広がった方が、どうなんですか?既得権益を守る側の人が、いきなりオークション化になったからって、今まで既得権益を得てた事業者の人達って負けたりするもんなんですか?」

原口一博「一気にはそうならないでしょうね。」
田村淳「ですよねえ。」
上杉隆「強いですよ全然。」

田村淳「そりゃノウハウもあるし、技術力もあるから」

原口一博「コンテンツを持ってますからね。」
上杉隆「アーカイブをね。」

田村淳「はーい。」

原口一博「コンテンツを持ってる人がやっぱり強いですよ。」

上杉隆「びびる必要ないんですよ。テレビ局は。どんと構えればいいんだけど、こういうように入り口で止めちゃうから不健全な争いみたいなのが起こってるっていうのが今の日本の現状で、誰も得しないですこれ。」

田村淳「これはまたこう…マニフェストには掲げられてるんですか?」

原口一博「それは掲げてます。」

田村淳「電波オークションンの事も」

原口一博「はい電波オークションも掲げてます。まあ次のマニフェスト今作ってるから、厳密に言うと前のマニフェストに入ってます。」

田村淳「はい、なるほど。」

上杉隆「でもなんかね、民主党政権これ3年ちょっとやってて、結局、原口総務大臣ここまでやったけど、実現して無いって事は、次の民主党もあれですね、期待できませんね。」

原口一博(笑)
(笑)
田村淳「いやあ随分なことをおっしゃいますねえ(笑)」

上杉隆「だって口だけなんですもん。」

田村淳「ハハハハ(笑)」

上杉隆「ま、原口さんやりましたよ?その後の総務大臣とかがあ。」

田村淳「引き継いだ総務大臣が。」

上杉隆「やっぱりね、言ってるだけじゃ駄目ですよね。」

原口一博「なんかここだとなんて反応していいか(笑)」

(笑)

鈴木奈々「あははは(笑)期待しますう↓(笑)」

原口一博「一応自分の政権の大臣だから(苦笑)」

田村淳「それはそうですね。」

原口一博「継いで欲しかったなとは思うけど(苦笑)」

田村淳「うーん。でも継げない理由もあったんでしょうね。その理由が何なのか分からないですけど、上杉さんは分かってるんでしょうけど。」

上杉隆「ん、え分かんない。ふはははは(笑)んーまあね。既得権益はどこの世界でもあるし、ただね、時代が違うんだから、やっぱりこういうように、電波とか、あるいは言論とか、これは国民のものなんだから、ホントにテレビ局の人も、新聞社の人もね、きちんとこういうの対応して欲しいのと、後さっきちょっと、あのほら、えー、クロスオーナーシップってあったじゃないですか。あれもね実は、えー、これ日本だけって言ったのは、これやってない先進国の」

田村淳「これをやってないからそうなっちゃうって事ですか。」

田村淳「繫がってくるんだ。」

上杉隆「要するに、テレビが、ね、テレビ局があるでしょ?クロスオーナシップっていうのは、読売テレビだったら、日テレだったら、読売新聞とか、縦にあるわけです。で例えば僕が、日本テレビに出て、出てる、レギュラーで、昔出てましたけど、読売新聞批判すんですよ、そしたらどうなるかというと、読売新聞と日本テレビ資本が一緒だから、日本テレビも出れなくなっちゃうんです。TBSもおんなじです、毎日新聞批判したら」

田村淳「日本テレビを批判してるわけじゃないのに読売新聞を批判する事で、日本テレビ出れなくなっちゃう。」

上杉隆「これ日本の人当たり前だと思ってますよね。海外ではこれを一緒にしちゃいけないんで。だから、それは別ですと。多様性を生まなくちゃいけないと。こういう事もやっぱりね、できる様な、早く国になった方が、日本のためになるんで。」

田村淳「やーこれ選挙でね、是非、掲げてくれてるんでしょうけど、なかなか俺達が目にする機会がなかったから…」

鈴木奈々「なかったー。」

原口一博「確かにね。それこそ今ある放送局が言ってくれなきゃみんなが分からないですね。」

田村淳「そうですよねー。これMXだけがこのこと言っててもしょうがないんですよね。」

原口一博「そうですねははは。」

田村淳「だってそんな力持ってないわけですから。」

鈴木奈々「あははは」

阿部哲子「がんばろがんばろー。」

田村淳「正直。もっと大きな力を持ってるメディアがこの事しっかりと伝えてくれると国民が関心持って、じゃあ次の選挙で選挙に行く時は、こんな事もちゃんと考えて一票投じようって事になるって事ですもんね。」

鈴木奈々「確かに~。」

田村淳「いやだからこの話聞きたかったんですよ~。」

原口一博「ありがとうございます。」

田村淳「いやありがとうございます。」

原口一博「MX。これが流れる事が大事で、流れたらなんか、ああこういう事があるんだって分かるでしょ。」

田村淳「ふむ。」

原口一博「今でかけりゃいいとか何とか巨大な資本があるからいいんじゃなくて、真実を伝える姿勢がある所のがやっぱり勝つと思う。」

鈴木奈々「素敵~。」

上杉隆「素敵(笑)フッ」

鈴木奈々「素敵~~~~。」

上杉隆「あはははは」

鈴木奈々「素敵~~~~。」
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田村淳「いい言葉頂きました。」

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